天巫泰之先生の日記

2011-03-08

弱音を吐く勇気

前向きな意識も大切ですが、ときには弱音を吐く勇気も大切だと思うのです。
話すは「離す」で、辛い出来事も離れることもあるそうです。
幸せな話も「離す」で離れることもあるとも聞きましたが、そのあたりは確認していないのでわかりませんが。

私の知人の友人で、自分の母親を亡くした葬儀で泣くことができなかったことをいまだに悔やんでいる方がおります。私の父親は、私の母親が平成二年に亡くなるまで、本当の病名を私や兄弟達にも知らせず、ずっとひとりで重荷を背負って暮らしていました。

イエスキリストですら、自分がユダに裏切られ、はりつけにされることを悟り、その前日、涙を流しながら苦悩されていたと聖書に記されているといいます。ほかの聖人とされる方々も、なんども涙を流し苦しみ嘆いたこともあると伝記に記されています。

完璧な人などいません。不完全な人たちばかりで完璧な世界など創れようはずがないのです。ときには弱音を吐き、涙を流し愚痴を言ってもよいのではありませんか。弱さを受け止めてくれない人は、あまりに人間が小さいのです。話を聞いてくれる人が近くにいなければプロのカウンセリングやどこかに泣き言を語ることもおすすめします。

私自身、弱い人間のひとりです。だからこそ、悩める人の気持ちと共有したいと思うのです。

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