2020-07-14
鑑定師の葛城ミレイです。
豪雨災害や新型コロナウイルスの感染者が増えたりと、本当に今年は色々と大変です。
京都も、お祭りが全て中止。
神事のみという形ではされますが。
普段ですと7月に入ると祇園祭シーズンに突入です。
一ヶ月間、祇園祭ですので。
祇園祭は疫病退散という名目のお祭りです。
アマビエと同じように、この頃見聞きする方も多いのではないかというのが「蘇民将来」
これは、ちまきなどに「蘇民将来子孫也」と書かれているのですが、これも疫病などのお守りです。
これは「蘇民将来」というのは人の名前で、貧しい人でしたが、あるとき旅人が泊まらせて欲しいと言います。
貧しいながらも蘇民将来さんは、おもてなしをします。
それが、疫病退散の神様だったのです。
「どんな疫病が流行ろうとも、子孫の代まで守ってあげましょう」と言われ、疫病が流行した時にも、蘇民将来さんたちだけ、感染しなかったという言い伝えです。
だから「蘇民将来子孫也」と書いて、「私は蘇民将来さんの子孫です」と疫病にかからないお守りとして広まったというのを聞きました。
昔の言い伝えなので、諸説あるかもしれませんが、私が聞いたのはこれです。
今年はちまきも、祇園祭が中止のため、お祭りの維持のためにクラウドファンディングで返礼品として、ちまきを授与してもらえるそうです。
様々な鉾によって、ちまきも違うので、なかなかそれも楽しみです。
一番人気はやはり、長刀鉾ですね。
昨年は買い占めてネットで転売などされたりと、悲しいこともありました。
来年は祇園祭が開催されるのを、願っています。