青龍子先生の日記

2017-01-18

世界で一番、きよらかな風

青龍子です。


フィンランドには、
たくさんの神話があります。


最北の地である
ラップランドの地で

うまれました。

神話は、北極圏の民族の
サーミの精霊信仰に由来しています。


サーミの神話では、
全てのものに

“(魂)がある…”

と信じられています。

生き物でも、、、そうでないものにも、、、

(魂)があると信仰されています。


それぞれの物語があります。

岩や木、キツネやトナカイ、
空に輝くオーロラ、
トナカイの飼育民が使うナイフ、

全てのものが、
「英知」を持っているのです。

(魂)は、

すべてのものの中に、
いつも存在しているのです。


忘れられない経験があります。

ラップランドの雪原‥‥
湖に氷が張って、

そこに雪がつもっている、、、
その雪原の上を、

ずっと歩いていた時のことです。

自分と向き合う時間が
過ぎていきます。


広大なラップランドの地では、
自分が小さな存在に思えます。

大自然の中を一人で歩くことで、
本当の自分の姿に触れ、

自分の「居場所」を
見つけることもできます。

大自然は、
疲れて混乱した
“心”を癒してくれるのです。

ラップランドでは、
何も持たずに、、、

大自然の中を、、、

ただひたすら歩く…
という楽しみがあります。

自然との一体感を感じることで、
元気を取り戻すのです。


ラップランドは、

自分の目で見て、
感じるべき場所です。
体験するに
勝るものはありません。

丘の頂上に立って、
目の前に広がる大自然を見下ろします。


ただそれだけです。



そして、、、フッとある瞬間に、

「この風は、誰にも触れてないんだ、、、」
「ぼくが初めてふれた…」

とおもいました。

風が大自然の中を吹き抜けていきました。



青龍子

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