青龍子先生の日記

2017-03-17

亡き兄から届いた メール「ありがとう」

岩手県陸前高田市で働く女性は、

震災から数ヶ月後に
ようやく、

兄の遺体と対面した。

その翌日のことである。

女性は、

市役所で、
兄の死亡届を書いていたとき、

携帯電話にメールが届いた……



一言だけ、「ありがとう」と。



発信元は、信じられないことに、
津波で亡くなった兄の携帯電話だった。



しかし、それは
「壊れて使えない状態」だった……。



さらに、

彼女の携帯に届いた兄のメールは、

生前のメールも含めて、
すべて消えてしまったのだった。

彼女は、

「兄なりのお別れの挨拶」

として受け止めているという。



青龍子

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