青龍子先生の日記

2017-06-09

ありがとう…美しい人

アメリカ・ニューハンプシャー州の
大学に通うケイシーさんは、

ある日、朝食を買いに
ドーナツショップへ行きました。

その時、
店の外で誰かの歌う声が
聞こえてきました。

そこにいたのは、1人のホームレスの男性でした。


ケイシーさんが、
コーヒーとドーナツを買って店を出ると、

さっきのホームレス男性は

手元にどれだけのお金があるのかを
数えているところでした。

お腹が減っているのでしょう。
何か買いたいのでしょう。

何かひとつでも買える、
お金があるのか小銭を数えているのです。


ケイシーさんは行動に出ました。


このホームレス男性に

温かいコーヒーとドーナツを
買ってあげたのです。


そしてたずねました


「座って少し話さない?」


彼女はおよそ1時間、
寂しげなホームレス男性の
話し相手になりました。

男性は、ケイシーさんに
いろんな話を聞かせてくれたのです。

毎日いかに…

人々は、彼に対して冷酷なのか、

どのようにして
薬物が、彼を
嫌な人間へと変えてしまったのか、

母親をガンで
亡くしてしまったこと、


父親が誰だか知らないこと、

母が誇れるような
男になりたい

と思っていることを。


別れ際、ホームレス男性は、

「ちょっと待って!」

とレシートの裏に
何かを書き始めたのです。


そしてケイシーさんへそれを渡し、

本当にありがとうと…
深々と感謝を示して去って行きます。


渡されたレシートの裏には
なんと書かれていたのでしょうか。



これを読んだ後、

言葉にならない気持ちが
ケイシーさんを襲いました。


“今日、わたしは死ぬつもりでいました。

あなたのお陰で
生きようと思えました。

ありがとう、美しい人。”



この日の出来事を、
ケイシーさんは、

自身のFacebookに投稿し、
20万人以上のイイね!

が集まっています。


ほんの小さな出来事が、

ひとりの人生を変える
事ができるんです。


素晴らしいと思いませんか。


自分にとっては、
ほんの些細な事であっても、

誰かにとっては、
一生忘れられないほどの
大きな事になり得るんですよね。

それは良い事でも悪い事でもです。

良い事とわかっていても、

なかなか、行動に移せない人が
ほとんどではないでしょうか。


今回のように、
少しの行動が、その人の命を救う
ことだってあります。

ほんの少しの勇気、
沢山の人が持てる

世の中になることを願います。



青龍子

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