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鑑定士の昭晴です。

人生の成功は運と努力の結果に現れる。

良い運の流れに否定的な影響の中で最も大きいのは、努力なしに世の中を「タダ」で生きようとする場合だ。なぜこのようなことが起こるかというと占い師たちの中で「運命は決まっている」と確定的に断定してしまうため、まるでこれが定説のように認識してしまった理由である。

そのため、「努力しなくても、これが運命ならただ成し遂げられるのではないか」と考える人が多いということだ。特に財物的な場合はなおさらだと思う。人々は誰でもお金持ちになることを望んでいる。人は誰でもお金をたくさん稼いでほしい。しかし、いくら四柱命式の大運で用神運が来たとしても、サラリーマンとして人生を生きていけば、このような用神運に果たして多くのお金を稼ぐことができるだろうか。

いくら用神運とはいえ、サラリーマンの給料で大金を稼ぐのは難しい。それならば、用神運を最大限活用するために多少不安があっても、職場を辞め、事業でも商売でもサラリーマンより多額のお金を稼ぐきっかけを作らなければならない。そうでなければ大金は稼げない。それにも関わらず、ただ用神運が来れば何の努力をしなくても、何でも叶うかのように話す。これが果たして理にかなっていると思うか?

世の中には本当に「タダ」で生きようとする人たちがあまりにも多いようだ。努力しなければならないということは分かるが、自らの努力が足りなかったり、自分が努力せず結果物がないということを運のせいにして世の中を生きていく人々があまりにも多いようだ。

社会生活をしながら、ただ時間さえ過ぎれば自然に金持ちになり、自然に試験に合格し、自然に良くて大きい家に引っ越すようになり、自然に良い職場への転職になり、自然に起業になり、自然にお金がたくさん稼げると思う。

お金を稼ぐためにどうすればいいのか考えることができず、試験に合格するためにどうすればいいのか考えることができないし、起業をするためにどうすればいいのか考えることができず、転職をするためにどうすればいいのか考えることができない。

ただ待てば、良い運さえ来れば、すべては自然になされると思っている。世の中を「タダ」で生きようとする人が多く、考えない人があまりにも多い。

良くない運では自分の現在の状況、すなわち心理的な不安定とこれによって現実から脱皮しようとする現実逃避的な考えに陥っているため、慎重を期する必要があり、良い運では職場でも経営者でも果敢な推進力が必要だということが分かっていないのが残念だ。

-昭晴-